細田 守監督「バケモノの子」見てきた、素晴らしかった。


はじめに

「サマーウォーズ」「おおかみこどもの雨と雪」と面白い作品を連発している細田 守監督の作品。

前作までが、素晴らしかっただけに勝手に面白レベルの敷居が上がっていましたが、
見てみたら、全2作に負けず劣らず素晴らしい映画でした。

感想

師弟愛、親子愛を描いていますが、
弟子から、子から教えられる事もあります、現実でもありますが、それを受け入れられるかは、師や親の度量によって決まってきます。

とにかく、真っ直ぐな性格で、性格のまんまの攻撃的な戦い方をする、熊徹。
戦い方の基礎を九太へ教え、
そして、弟子となった九太が相手を見る事を教えていきます。
その中で、二人の絆が深いものとなっていきます。

最後の戦いは、面白さもありますが、
とても美しい画でした。

感想を書くのが難しい映画ですが、実際子を持つ親として、こう言った言葉は悪いけど迷いのない親(師)というのも、子にとって魅力があるのではないかと思いました。
少し取り入れていこうと、思わせる映画でした。

相変わらず、全ての描画が美しいです。

ストーリーとしては、
次の展開が全然読めず、ドンドン物語に引き込まれていく感じです。

最後のオチは、全くもって予想出来ない展開です。
「サマーウォーズ」「おおかみこどもの雨と雪」に比べると、もう少し深いところを描画している感じです。

 

また、
声優陣も素晴らしい味を出していました。

熊徹演じる、役所広司、荒っぽい役なのにハマり過ぎていて最後まで誰だか分からなかったです。
もう、熊徹の声となっていました。

多々良「たたら」(西遊記の孫悟空みたいなやつ)演じる大泉洋、
この人はホント器用な人ですね、まとわりつく脇役を上手に演じていました。

百秋坊「ひゃくしゅうぼう」(西遊記の三蔵法師みたいなやつ)演じるリリー・フランキー、
緩やかな役ですが、一度怒ります、リリー・フランキーが怒った声を出します。
なかなか迫力あり、びっくりしました。

最後に

必見の映画だと思います。
細田守監督の今後の動向がとっても気になります。
そもそも、この人の生き方も今回の映画で少し調べ、
この人は、ホントにクリエイターなんだなっと思いました。


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